ミツバチ
ここでは普段の生活で目にする蜂に焦点を絞り、簡易的且つ、蜂駆除の視点を交えてまとめています。
ミツバチをもっと知る
日本ではニホンミツバチとセイヨウミツバチがよく見られます。両方とも体長10mm程度で、縞模様が特徴的です。
アシナガバチやスズメバチが肉食なのに対し、ミツバチは花粉を集め、団子状にして巣に持ち帰り、その花粉や蜂蜜を食べて成長します。
メスのみが働き蜂となり餌集めや巣作りを行い、オスは一切働かず、餌だけを与えてもらいます。オスの仕事は女王蜂との交尾で、交尾後は死んでしまいます。 巣の規模が大きくなると、ひとつの巣に複数の女王蜂が存在します。働き蜂の頭部から分泌されるローヤルゼリーのみを与えられて育ったメス蜂は女王蜂となり、新たな女王蜂が誕生すると、女王蜂は他の蜂を引き連れて、新たな巣作りに適した場所へと移っていきます。この際、球状に固まる習性があり、これを分封蜂球と呼びます。巣は数年に渡って継続する多年性です。
ミツバチは無数の巣穴が開いた平面状の巣を作ります。ニホンミツバチやセイヨウミツバチはこの巣を複数連ねて巣を大きくします。アシナガバチやスズメバチの多くが巣穴を下向きになるように作るのに対して、ミツバチは巣穴が横向きになるように巣を作ります。
建物の隙間から侵入して屋根裏や床下に巣を作ったり、木に開いた穴から侵入して木のうろに巣を作ったりします。過去の駆除例からビルのコンクリートのひび割れから侵入し、柱の中に営巣していたこともありました。このように巣を見つけづらい空間に作るのは、外敵から巣を守るためと考えられます。例外として稀に剥き出しで巣を作っていることもあります。
ニホンミツバチ、セイヨウミツバチの2種類が日本ではよく見られます。ニホンミツバチは元々日本に生息しているミツバチですが、減少の傾向にあります。セイヨウミツバチは養蜂の為に海外から持ち込まれたもので、より多くの蜂蜜の採取が可能です。