クマバチ
ここでは普段の生活で目にする蜂に焦点を絞り、簡易的且つ、蜂駆除の視点を交えてまとめています。
クマバチ
クマバチはミツバチ科クマバチ属に属する大型のハナバチです。大きく分けるとミツバチの仲間になります。「クマンバチ」という言葉がありますが、これは地方の方言で、人によってこの言葉の指す意味が違い、クマバチのことを「クマンバチ」という方もいれば、スズメバチやマルハナバチ、ウシアブなどのことを「クマンバチ」という方もいます。比較的大型の蜂などを指す言葉という共通点はあるものの、指すものはまちまちなようです。
体の特徴
約20~30mm程度でずんぐりとしていて丸い体が特徴的です。色は全体的に黒く、胸部が黄色くなっています。
生態
オスには針がなく、メスのみが毒針を持ちます。
巣穴を部屋ごとに区切って、ひとつの部屋にひとつの卵と餌を入れて子育てをします。
クマバチのオスがしばしば大きな羽音を立ててホバリングし、人が通るとよく付いてきます。これはオスが動くものを追跡してメスであるか確認するという習性があるからです。
巣の形状と営巣する場所
木造の建物の柱や壁、木の幹等をかじって穴をあけて巣作りをします。ウッドデッキや床下の土台、寺院などにもよく営巣します。巣穴は細長く、部屋ごとに区切られています。アシナガバチやスズメバチ、ミツバチなどと違い、開けた穴を区切るだけというシンプルな巣です。