ニホンミツバチ

ここでは普段の生活で目にする蜂に焦点を絞り、簡易的且つ、蜂駆除の視点を交えてまとめています。

ニホンミツバチ

体長約10~13mm。黄色と黒の縞模様。名前の通り日本の在来種のミツバチです。セイヨウミツバチとよく似ていますが、ニホンミツバチの方が少し小さく、体が黒っぽく見えます。

性格はおとなしめですが、冬になると攻撃的になります。毒針は一度刺すと抜けてしまい、同時に腹部が破壊されてしまうので死んでしまいます。その際に分泌されるフェロモンによって仲間が集まり襲ってきますので注意が必要です。

巣を放棄して移動する分封という行動を頻繁に取ります。古くから在来種のスズメバチなどに頻繁に襲われていたことからスズメバチに襲われた際は、大勢のミツバチで蜂球と呼ばれる塊を作り、スズメバチを取り囲み、羽を震わせることによって蜂球内の温度を上げて中のスズメバチを蒸し殺すという対抗手段を獲得しました。ニホンミツバチの方がスズメバチよりも耐えられる温度が高い為、蜂球内の温度でニホンミツバチが死ぬことは有りません。

蜂蜜を巣に貯め込むことから、古くから養蜂に用いられてきました。

ニホンミツバチ
活動期間

4月頃から分蜂を開始し、木などに蜂球を作ってとまります。この際、蜂球を中心に数千匹もの蜂が飛び交うので、住宅街でこのような現象が起きた場合、駆除の対象になる場合があります。

巣ができやすい場所

屋根裏、壁の内部、木のうろなど 住宅街にはあまり生息していませんが、建物の外壁にひびや穴が開いていたりすると、そこから屋根裏に入って行って巣を作ることが有ります。

巣の特徴

巣穴を横に向けた状態で巣盤を横に連ねて層を形成します。巣の内部には蜂蜜を貯め込んでいます。数年かけて1000mm以上の巣を作ることもあります。