オオスズメバチ

ここでは普段の生活で目にする蜂に焦点を絞り、簡易的且つ、蜂駆除の視点を交えてまとめています。

オオスズメバチ

体長27~55mm。世界最大級のスズメバチです。黄色と黒の縞模様で見た目はコガタスズメバチと似ていますが、背中の下部に黄色と黒の模様が有ります。顎も非常に発達しています。

蛾の幼虫やコガネムシなどを捕食しますが、ミツバチや他の種のスズメバチの巣を襲い幼虫を捕食します。

高い縄張り意識が有り、攻撃性も強く、巣に近づかなくても威嚇してくることが有ります。毒も非常に強く、極めて危険な蜂です。幼虫が食用として高値で取引されています。

活動期間

5月頃から巣作りを開始し、働き蜂は7月頃に羽化します。オス蜂の羽化は9月頃からで、新しい女王蜂の羽化は10月頃から始まります。冬の始まり頃まで活動が確認されているので注意が必要です。

巣ができやすい場所

地中、木のうろなど 基本的に住宅街にはほとんど生息していませんが、餌を取りに住宅街に来ることは頻繁に有ります。家の裏に雑木林や山が有ったりすると、巣を作っていることが有ります。あまり人の立ち入りが少ない山や自然公園などを通る際は十分な注意が必要です。

巣の特徴

巣の周りの殻の下部が大きく開いていますが、ほとんどの場合、地中や木のうろなどにできているので、確認できる機会は少ないです。巣は非常に大きく直径800mmを超える巣も見かけます。蜂の数も非常に多いので、巣盤の層は10層程になることもあります。