キイロスズメバチ

ここでは普段の生活で目にする蜂に焦点を絞り、簡易的且つ、蜂駆除の視点を交えてまとめています。

キイロスズメバチ

体長約17~28mm。コガタスズメバチよりも体長がひと回り小さく、全身がウブ毛で覆われています。黄色と黒の縞模様ですが、黄色の割合が高いことがその名前の由来となっています。繁殖力が高い為、働き蜂は非常に多く、大きな巣になると、1000匹近い働き蜂がいます。攻撃性は極めて高く、9月~10月にかけては巣に近づくだけで威嚇してきます。

スズメバチの中ではコガタスズメバチに次いで駆除の相談を寄せられます。蜂の数、攻撃性、巣を作る場所などの条件から駆除の難易度が高くなる場合が多い蜂です。

活動期間

5月頃から巣作りを始め、11月頃まで活動します。夏頃から蜂の数が増え、巣が狭くなってくると、別の場所に移り新たな巣を作ります。

巣ができやすい場所

建物の軒下、外壁、ベランダ、屋根裏、壁の中、木の枝、木のうろなど切り株の中の様な低い場所から、鉄塔の上の様な高い場所まで様々な場所に巣を作ります。 住宅街にも頻繁に巣を作ります。人気のない場所や人の手の届きにくい場所に巣を作り易い傾向にあります。小さな隙間の中に空間を見つけると巣を作ることがよくあるので、巣の発見や駆除が難しい場合が多くあります。

巣の特徴

マーブル模様の球体の巣を作ります。巣は殻に覆われており、出入り口が1つ開いています。大きな巣になると稀に複数の出入り口が有る場合があります。殻の中には蓮状に巣穴が開いた巣盤があり、巣が大きくなるにつれて、巣盤が縦に連なり層になっていきます。大きな巣になると500mmを超えるものも度々目撃されます。