セグロアシナガバチ

ここでは普段の生活で目にする蜂に焦点を絞り、簡易的且つ、蜂駆除の視点を交えてまとめています。

セグロアシナガバチ

体長約20~25mm。日本のアシナガバチの中で最大の種類で、最も駆除の依頼が多い種類です。キアシナガバチとよく似ていますが、体の黄色が濃いのと、 胸部の下の部分が黒いのが大きな違いです。成虫は働き蜂として外に出ている蜂と、巣に残っている蜂に分かれており、交代で餌や巣の材料を集めます。 攻撃性はアシナガバチの中では比較的高い方で、巣に近づいたり、刺激してし まうと刺されてしまうことがあります。

セグロアシナガバチ
活動期間

4月頃から巣作りを始め、5月下旬から7月位にかけて働き蜂が羽化します。働き蜂が増えると巣別れをし、オスと新しい女王蜂は 7月~9月頃に羽化します。寒くなるにつれて蜂の数は減りますが、越冬する女王蜂もいるので注意が必要です。10月以降も駆除の依頼が度々あります。

巣ができやすい場所

建物の軒下、外壁、ベランダ、換気口、窓枠、庭木、ものの陰など

巣の特徴

蓮状に巣穴が開いた巣を作ります。大抵の場合、巣穴が下に向いており、その中に卵か幼虫が1つの穴に対して1匹ずつ入っています。 木の表面などをかじって唾液と混ぜたもので巣を作ります。 巣の大きさは大きいと250mm程度まで成長しますが、大抵の場合は50~150mm程度の大きさになると巣分かれして、新たな巣を作ります。