作業日誌

2024/07/20

蜂駆除の悪質業者によるトラブルについて

蜂の巣ができてしまった際に蜂駆除業者を利用する方も多くいますが、近頃、悪質な蜂駆除業者によるトラブルがあまりにも多発していますので、利用する際には十分に気を付ける必要があります。主にボッタクリのような高額な料金の請求だったり、知識や技術のない業者による雑な施工といったことが起きており、被害を受けた方の多くがどうすることもできずに仕方なく諦めてしまっているようです。このようなことを避ける為にも悪徳業者の特徴を理解し、被害に遭わないようにご注意ください。

トラブルの具体例

・実家の高齢の母が蜂駆除業者に頼んだら、ボッタクリ被害に遭った。作業した業者に問い合わせようとしたが名前や連絡先が分かるものは何も渡されなかったとのことで泣き寝入りになってしまった。

・高額請求をされた。明細を見てみると、駆除料金は3,000円と書いてあったが、別途で「巣の取り外し料」や「薬剤使用料」、「防護服の使用料」、「危険手当」などの本来は駆除料金に含まれるべき項目で理不尽に数万円プラスされていた。

・蜂の巣にスプレーを掛けただけで終わってしまった。巣を取るのは別料金と言われ、結局、最初に言われた金額の倍くらいの料金を請求された。しかも翌日にまた蜂が集まっている。

・蜂の巣を取ってもらった翌日に同じ場所に蜂が集まってきて、また巣を作られてしまったが、その後、何も対応してもらえなかった。

・無料見積もりに来てもらっただけで、依頼をしていないのに作業を勝手に始めてしまった。もう作業が終わってしまったのでと料金を請求された。

・かなり高額な見積もりを出されたので、どうしてそんなに高いのかと問い詰めたら半額で良いと言われた。怪しいので帰ってもらった。

・お店に蜂の巣ができてしまい、急いで駆除したい旨を伝えたら、とんでもなく足元を見られた。ホームページに書いてある料金と全く違って驚いた。

どんな業者に注意が必要か

電話などで問い合わせた際に料金の概算見積もりを出してくれない業者には注意が必要です。また、質問しても詳しく答えることができない業者は蜂に対しての知識が乏しいことが多いので要注意です。まともな業者であれば、現場の状況を聞けば、蜂の種類や作業の方法などをある程度判断できる為、大まかな料金はその場で伝えることができます。
蜂駆除専門で自社施工をしている業者に依頼した際のトラブルは比較的少ないのですが、仲介業者を利用する場合は作業する下請け業者によって作業の質や料金が違うことがあるので注意が必要です。詳しくは以下の記事をご覧ください。

蜂の巣駆除の仲介業者の注意点・問題点

気を付けるポイント

・実際に見に来ないと料金を教えてもらえない
電話で問い合わせると、蜂の巣がある現場状況が分かり易いにも拘わらず、実際に見ないと分からないと言い、見積もりに来たがる業者がいます。業者と対面すると高額な見積もりでもあれこれ理由を付けられて断りづらい雰囲気を作られてしまいます。きちんとした業者であれば、電話などで現場の状況を伝えればある程度正確な料金を提示してくれます。

・名前や社名を名乗らない
名刺を渡してこない業者は警戒してください。どこの誰だか分からない業者との間でトラブルが起きても、連絡先が分からないと解決が難しくなります。この様な業者は料金を幾ら支払ったのか記録が残るのを嫌がるので領収書の発行をしないこともあります。

・明らかに知識がなさそう
素人業者が多いのも事実。蜂の駆除を専門としていない業者が短パン・サンダルのような軽装で専門の道具などを持たずにやって来て、いい加減な作業をすることがあります。来た業者が見るからに素人のような感じがしたり、話していても知識がなさそうに感じたりするなど、怪しいと思ったら断るようにしてください。

・すぐ駆除しないと危険だと煽ってくる
「今すぐに駆除しないと危険です」などと繰り返し言うことによって、不安を煽り、作業を高額で受注しようとする業者がいます。危険だ、危険だと言われると焦ってしまい、正しい判断ができなくなるので、しつこく危険を煽ってくるようでしたら、一旦帰ってもらってから誰かと相談しながら落ち着いて考えてみてください。

・今、頼んでくれれば値引きすると言ってくる
無料見積もりにきた業者は断られて帰るのを嫌がるので、断ろうとすると急に極端な値引きをすることが多いです。高額で受注しようとしても断られて無駄足になるくらいならと、普通であれば有り得ないような値引きをしてきます。7割引きなんてこともざらにあるようですが、その値引きする金額を元々ぼったくろうとしていた業者が丁寧な仕事をするとは思えるでしょうか?また値引き後の金額でもまだ一般的な料金の数倍することが多いようなので、急な値引きを口にした場合は帰ってもらった方が良いでしょう。

・若い女性やお年寄りが狙われがち
お客様の顔を見て料金を上げたりする業者がいます。気の弱そうな人や社会的弱者が狙われてしまうことが多いので、できれば誰かが作業に立ち会うなどした方が安心でしょう。

現場を見ないと見積もりは出せないのか?

まともな業者であれば現場を見なくてもある程度正確な料金の見積もりを出すことができます。普段から現場のことをよく知っていれば、お電話などでお話を聞くことで現場の状況は把握することができます。
例えば、車のオイル交換をする際に車屋さんに車種名などを伝えれば、このオイルだと幾らで、エレメントも交換すると幾らで、工賃が幾らですという様に料金を出してくれると思います。プロであれば当然と言えるでしょう。
電話で料金を教えてくれないのは、最初から高額の見積もりを電話で伝えてしまっては断られるので、直接現場に行って断りづらい雰囲気の中で料金の交渉をする為です。わざわざ来てくれたのに断りづらいのを分かっているので、あれこれと見積もりの項目を増やして料金を高額にします。
電話で見積りをしてくれない業者は知識と技術のない業者か高額な業者の可能性が高いので気を付けてください。
また電話で安く見積もっておいて、現場で後から不要なオプションを付けて高額にすることもあるようなので、最終的に掛かる金額は幾ら位なのかをしっかり聞いておいた方が良いでしょう。

電話で料金を教えてくれない業者は…
→状況が判断できないほど経験が浅い
→現地で直接話してボッタクリをするつもり

見積もりの内容にも要注意

現場を見なければ分からないという業者に実際に見積もりに来てもらうと料金が高額で、見積書の内容を見るとおかしな内容の項目が含まれていることがあります。料金を上げる為の口実にしか過ぎないものが含まれていないかどうかよく確認してみてください。

・防護服使用料
見積もりに「防護服使用料」や「※ラプター使用料」といった項目が含まれていることがありますが、蜂の巣を駆除する際に防護服を着ないで作業するということは通常有り得ません。どんなに取りやすい巣であったとしても、万が一蜂に刺された場合のことを想定すると防護服を着ないという選択肢は有り得ません。これを別途で請求する業者は悪質であると考えて良いでしょう。

※ラプターとは蜂用防護服の商品名で、「防護服使用料」と書くとあからさまにおかしいと気付かれてしまうので、「ラプター使用料」と書いて一般の方に分かりづらくしている業者がいます。

・薬剤使用料
「薬剤使用料」と書いてあると何となく納得してしまいがちですが、蜂の巣を駆除する際に薬剤を使用するのは基本なので、駆除料金とは別に薬剤使用料が見積もりに入っている場合は余計な料金を上乗せされている場合が多いです。蜂の巣ができている場所の環境によって普段とは違う特殊な薬剤を使用することはあり、その場合に料金が上がるのは分かるのですが、普通に駆除する場合に薬剤の料金を上乗せするのは料金を吊り上げる為の常套手段です。

・巣の取り外し料
蜂の巣を駆除する際に巣を取り除くのは当然です。巣に薬剤を掛けただけで作業を完了して、巣を除去するのに別途請求してくる業者がいるので注意してください。巣が容易に取れない場所にできている場合や巣を取ることによって不都合が生じてしまう場合は例外として薬剤で蜂のみを駆除して巣を残すことはあります。巣が壁の中にあって壁を解体しないと取り除くことができない等の特殊な事例であれば、壁の解体や修繕に費用が掛かってしまう為、巣を取り除かないという選択肢もありますが、建物の軒下や外壁、植木の枝などに巣ができており、容易に巣が取れるのであれば普通は巣を取って作業を完了となります。

・危険手当
そもそも蜂の巣の駆除は危険が伴うもので安全な作業ではありません。高所作業や閉所作業などの特殊作業で料金が加算されることはありますが、「危険手当」という名目で料金を加算されているようであれば、その根拠をしっかり確認する必要があります。料金を吊り上げる目的で見積もりに入っていることを疑ってください。

・コーティング料
蜂の巣ができないように薬剤を散布してコーティングするという方法があります。しかし、これは意味がないとまでは言わないまでも、効果は極めて限定的で長期に渡って蜂の巣ができないように予防できるわけではありません。効果は持っても数日間程で気休め程度と考えておいた方が良いでしょう。薬剤の種類や気候条件によっては効果が1日も持ちません。無料サービスで施工してもらえるのであれば、やっておいても良いかと思いますが、わざわざそれだけの為に数万円を払うのはいかがなものかと思います。きちんとした業者であれば巣を取った場所には再発を防ぐ為に薬剤を散布しておいてくれることが多いです。有料のコーティングを勧めてくる業者は要注意です。

・基本料
ホームページに3,000円~と書いてあったので見積もりに来てもらったら、「基本料」が¥3,000で駆除料は+数万円、その他にもいろいろなオプションが付いて更に数万円の見積もりを出す業者が見受けられます。ウェブサイトに書いてある値段は見せかけだけで実際はかなりの高額になってしまいます。見積もりの中に「基本料」が入っていた場合はそれが何の為の料金なのか確認してみた方が良いでしょう。

トラブルが起きたら

蜂の駆除でトラブルがあった場合は、まずは施工した業者に問い合わせるようにしてください。仲介業者のポータルサイトを利用した場合は仲介業者に連絡してください。それでも解決しない場合はお住まいの地域の消費生活センターに連絡してください。
トラブルを避ける為に作業員の名刺と領収書などの証明書を貰うようにしましょう。

蜂のことで困ったら

総武ハチ駆除サポートではご家庭から企業、公共施設など様々な場所にできた蜂の巣の駆除を行っています。テレビでの解説や番組の監修などの実績も多数有り、確かな技術をお手頃な価格で提供しています。再発保証などのアフターサポートも充実させていますので、蜂のことでお困りのことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

総武ハチ駆除サポート TEL 050-3050-1145
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